金継ぎ講座 | 注意事項

①繕う素材について
磁気に比べ陶器は漆のなじみがよいです。ガラスは漆との相性がよくありません。繕うことも出来ますが手を切る危険性もあるためお勧めしません。

②修繕する器の前処理について
傷の表面の汚れは落としてから繕います。漆の硬化を妨げる可能性があるため、漂白剤などは使用しないでください。もしひどく汚れていて漂白剤を用いた場合は、ごく薄めの溶液に浸し、必ず経過を見てください。ご自身の責任の範囲でお願いします。

③漆かぶれについて
乾いていない漆はアレルギー反応を起こしやすいため、かぶれる場合があります。皮膚に付着した場合の処理は指導いたしますが、敏感な方は全工程で手袋を着用することをお勧めします。なお、完全に乾いた漆はかぶれません。